2022-06-08 世界線 君のこと 本当に大好きだった 憧れでもあったし 投影でもあった 住まいのようでもあった ひとつに溶け合って ずっと 同じものを見ていたかった いま 君はいない 君しかなかった僕はいない 世界は以前よりやさしい 大切にしたいものが 沢山 沢山出来た 僕はひとりまっすぐと立っている ただ視界がぼやけて 側にある大切のひとつひとつの輪郭が よく見えていない いやだ 僕はこの世界の住人になりたい 目を凝らして まっすぐ しっかりと 立っていく